めまいの治療法

背景

福井医科大学の大学院時代に福井医科大学のめまい外来で研修を積んでいた。その当時派遣されていたいくつかの病院でめまい外来で難治性のめまいの患者さんに医師当初から研鑽を積んできた。
福井医科大学大学院卒業後、三国病院で常勤医師として在籍していた際にもめまいで悩んでいる患者さまが数多く来られた。医師として三国病院16年で勤務していた際にはめまいを主とした現場で勤務していました。
三国病院勤務時代には1,500名以上の患者様の治療に携わりました。
その当時から「治りにくいめまい」の治療に対して最良の知識・治療法を実践とともに勉強しながら、現在の診断治療体系へと変化してきました。

検査項目の判断基準

結局、めまいは「耳からくるか」「頭からくるか」これがとても重要です。「頭からくるか」は命にかかわります。結局、診察室に入っていただける患者様の歩き方一つでも判断できます。
めまいの診断で一番重要なことは「問診」です。
そのため、様々な質問により問診した結果、原因が「頭」か「耳」かを判断します。

その次に診断ポイントなのが「いつ発症したか」です。
朝・昼・1日のいつ起きたかによって危険性も全く変わってきます。
発症したときの態勢も診断要素としてきわめて重要です。

その次に診断ポイントなのが「めまいの種類」です。
ぐるぐるまわるのか・ふわふわするのか、これらの種類によって危険性も変わってきます。
そして、このめまいの際に耳の症状、吐き気が発症していないかも重要です。

その次に診断ポイントなのが「めまいの持続時間」です。
数秒・数時間・数日なのか、持続する期間によっても変わってきます。

当院では

①「耳からと先生が診断した場合」

本人の耳の症状あるなしにかかわらず、耳に関する検査を実施します。様々な検査の結果、数ある病名のうち、良性発作性頭位めまい・メニエル病であることが多いです。ただ、その他にも重度の突発性難聴を伴っためまい・前庭神経めまい・外リンパロウもあることもあります。そのため、早期の確実な診断が必要ですので、信頼のおけるめまい専門医の先生にご相談することをお勧めします。

再発した場合、メニエル病が原因であることが往々にしてあります。そういった場合はメニエル病の治療も合わせて治療してきます。

②「頭からと先生が診断した場合」

このケースの場合は脳卒中(脳梗塞・脳出血etc)・脳腫瘍であるケースが大半です。これらのケースは命に関わる重度の症状のため、早期治療はもちろん、より高い専門性が求められます。そのため、当院では専門知識と専門設備を有した神経内科や脳神経外科にご紹介いたします。