メニエール病

めまいの中では比較的多く、内耳病態として、内リンパ水腫の存在があります。

自発性のめまい発作、耳鳴、難聴を反復するもので、

  1. 回転性めまい発作を反復する。
  2. 耳鳴、難聴が反復、消長する。

といった症状が特徴的です。

具体的には

数時間続く反復性のめまいと耳鳴、聞こえ難さを伴うもので、めまいが強い時には吐き気と嘔吐もよく起こります。内耳の中のリンパ液の吸収の障害による内リンパ水腫によるとされます。重炭酸ナトリウム(メイロン)の注射の他に吐き気止めやめまいを抑える薬の内服などが行われます。めまい発作をくり返すと進行することが多く、利尿剤などでめまい発作をおさえていきます。(※メニエール病には耳閉感、耳鳴、難聴など耳症状だけあってめまいを起こさないタイプも30%存在し、これらの治療も多数進行しています。)