良性発作性頭位眩暈症

良性発作性頭位眩暈症は内耳の中の後半規管という場所の異常と考えられています。

メカニズムとしては耳石が剥離することで起きると言われています。内耳の平衡班、特に、卵形嚢班に何らかの原因で、脆弱性が生じ、耳石が耳石膜から、脱落して、内リンパ腔に浮遊した状態になります。
この状態で、横を向いたり、寝転んだりすると、後半規管のクプラに耳石が付着し、感覚毛を刺激した結果めまいをおこすと言われ、高齢者、中耳炎手術後、頭部外傷後などの患者に多いことから、耳石が耳石膜からはがれるという見解が一般的です。

特徴

朝起きる時などに仰向けに寝た姿勢から頭を起きあがらせる時に天井がグルグルと回る感じが数秒から長くても1分ほど続くことで、多くは耳鳴や聞こえ難さはあまり見られません。

治療法

この症状自体は内服では治りません。Epley法など、頭位変換療法を行ったりして治します。